2020.4

2020.4 · 4月 13日, 2020年
地域のサービス提供事業者はもちろん、利用者のリスクが高まった時点で受け皿となる医療機関も新型コロナ対応で疲弊状態にある中、地域のケア体制全体が崩壊する危険が相乗的に高まっています。加えて、同居家族がいる場合の家族介護者の疲弊も加速度的に増していることも間違いありません。短期入所系も「停止する」可能性の高いサービスとなれば、高齢介護者の健康悪化やネグレクト等の発生なども、水面下ではかなり広がっていると見るべきでしょう。大震災などの時もそうでしたが、物理的な被害が少なかった地域でも、水面下でさまざまなリスクが発生していました。そして、事態がある程度収束した後にそうしたリスクが表面化し、二次的な被害の拡大が明らかになったことは過去の例を見てもわかります。最近、「要請と補償はセット」というフレーズがよく聞かれますが、「要請と現場ヒアリングはセット」という姿勢も施策側には必要となっています。今回の宣言は、「国民の命を守る」ことに主軸を置いています。「本当に国民の命を守っているか否か」の真価が問われてくるでしょう。
2020.4 · 4月 06日, 2020年
新型コロナウイルスの影響により、これから失業者数が増えるのを見越して、早急に介護医療分野への人手不足解消に向けた政治的解決を望みます。失職した他業界の方々がなるべく早く介護医療分野への再就職が出来る制度の確立と、それに付随する研修などでののコロナへのリスク軽減策を今こそ打ち出し、そこにお金を使っていくべきではないでしょうか。このまま事業の縮小をしていく事業者が増えれば、物やサービスの生産量が減少します。一旦落ちた生産能力(供給力)はすぐには戻りません。だからこそ各国政府は大胆な経済政策(所得補償緒)を打ち出しているのです。感染拡大を防ぐためにやむを得ず事業を縮小してください、だけどあなたたちの所得は政府が保証しますよ、感染が収束した暁には再び生産活動を再開して国の発展のために一緒に進みましょう、と。日本政府もこれに続くべきです。当然のことながら、僕たち介護関係者も介護・医療といった小さい視点からだけでなく 、日本経済というマクロな視点で政策を評価、提言していくべきです。ただ政治は国民の鏡。私たちが賢くならない限り、政府はいつまでも無能なんでしょうね。
2020.4 · 4月 03日, 2020年
「新型コロナウイルスへの対策を協議している国の専門家会議は1日にまとめた提言で、介護・福祉の現場に対し、感染リスクを減らす努力の徹底を改めて呼びかけた」という記事に接し思うこと。 デイサービスを中止だと言うのは簡単です。これだけウィルスを広めておいて緊急事態宣言も出さず、自粛という無責任な言葉を投げかけ、何の責任も負わない!これが我が国の政府。呆れます。 昨日、医療崩壊するかもと医師会の方が会見されてましたが、介護崩壊もリアルです。 知り合いの通所介護の管理者は、明日にでも利用者様に感染させるのではないかという不安がかなりのストレスになり、職員も疲弊してきている。倒産の恐れがあるけど、それでも中止を望んでいるとのこと。 この際だからヘルパーさん足らないし、 市の職員が生活援助を防護服着てやってもらいましょうか。身体介護も濃厚接触と言わずやっていただきましょう。問題ありますか?えーい腹が立つ。